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聞き手側の受けが良くなるプレゼン資料作りのコツ【1スライド1プレゼントを遵守】

プレゼン資料作りのコツ
今回は聞き手側の受けが良くなる、内容に納得して提案を承認してもらうためのプレゼン資料の作り方についてです。

プレゼン資料の質はコンサルタントとしての評価にも影響を与える可能性が高いため、トークスキルが高くても資料も手を抜かず、しっかり作り込む必要があります。

☑自分の伝えたいことが正確に伝わる
☑複雑な案件でも聞き手側の理解度が圧倒的に高まる

簡単なポイントを1つ、プレゼン資料に意識して取り入れるだけで質を激変させることが可能です。

プレゼンの目的は、「聞き手に次の行動を起こさせる」ということです。商品のプレゼンであれば購入してもらう、企画の提案であれば内容を承認してもらう等がプレゼンのゴールになるでしょう。

聞き手がプレゼン内容に納得し、気持ちよく意思決定ができるように、ぜひ今回お伝えするポイントを意識して資料作りに活かして頂ければ幸いです。

理解度の高いプレゼン資料は1スライド1プレゼント

わかりやすいプレゼン資料のコツ
複雑性の高いジャンルのプレゼン資料でも、「1スライド1プレゼント」を徹底することにより分かりやすくなり、聞き手側の理解度を高めることが可能です。

つまり、「1ページで1つの情報について深掘り、関係の無い情報は載せないように資料を作る」ということです。

1ページに複数の情報をまとめるページが続くと、以下のような現象が起きてしまいます。

・本来は簡単な内容も難しく感じる
・資料を見てもイメージができない
・聞いている途中に余計な疑問が生まれる

逆に1スライド1プレゼントを徹底することで、以下のメリットが得られます。

・資料の構成が簡単に設計できる
・自然と見やすいデザインになる
・1つずつ確実に納得して貰い、話を進めることができる
・話し手も資料の要点を抑えることができる
・質疑応答もスムーズに行うことができる

以上を踏まえたうえで、具体的にどのように1スライド1プレゼントを徹底した資料を作るかを見てみましょう。

ステップ1.プレゼンそのものの趣旨を明確にする

まず、資料作りにあたりプレゼンの根本的な趣旨を抑えることが大切です。趣旨が明確になっていれば、ブレもなく、一貫性のある資料をスムーズに作り上げることができます。

・プレゼンの目的(聞き手にどうして欲しいか)
・聞き手は誰か
・伝えるべきことは何か

上記3点を明確にしましょう。

ステップ2.聞き手にとってのメリット、聞きたいポイントを精査する

次に、プレゼンをする相手となる聞き手にとってのメリットや、特に聞きたいポイントを精査します。

企画の提案であれば、プレゼンの目的は案を採用してもらうことです。そのためには、利き手がメリットと感じるポイントも精査して、資料に盛り込む必要があります。

前半で現状における課題・問題を踏まえたうえで改善策を提示し、改善策を通して得られる聞き手側にとってのメリットを根拠も伝えて、最後に行動を促す、という流れです。

問題提起や改善策の提案、根拠の説明部分等がごちゃ混ぜにならないように注意深く精査しましょう。

ステップ3.必要最低限を意識したうえで、1スライド1プレゼントで作る

聞き手にとってのメリットの精査が完了次第、実際に資料作成に取り掛かります。

・スライド1枚につき1つの情報
・資料に記載する情報は必要最低限に留める
・重要なポイントはしっかり強調する

この3点を意識して資料作成に取り組むようにしてください。

悪いプレゼン資料に多い共通点として、「情報が多かったり色もカラフルだったりで、どこがポイントなのかが分からない」という点が挙げられます。

前提として「資料が見やすいデザインかどうか」という点も大切ですが、1スライド1プレゼントを意識することで記載するべき情報も構成段階でまとまるため、デザインも自然と整いやすくなります

また、シンプルな構成のプレゼン資料でも特に重要なポイントはフォントサイズを大きくする、太字にする等の協調でメリハリをつけましょう。

必要最低限の情報に基づいた1スライド1プレゼント、且つ重要なポイントも目立って見えることで、プレゼンの聞き手の理解度もグッと高まります。

1スライド1プレゼント方式の注意点【結論と根拠のセットを忘れずに】

プレゼン資料作りの注意点
ありがちなミスとして、「伝えたい結論だけ伝えて根拠が無い・弱い」という資料も少なくありません。

資料に記載する情報は必要最低限が基本ですが、結論の根拠となるデータに関しても聞き手を納得させるためには大切なポイントです。

根拠の説明に複雑性を伴う場合においても、「1スライド1プレゼント」で順を追って必要なポイントは省かずに記載して、納得度を高めるようにしましょう。

納得感を高めるためのプレゼンの秘訣に関しては、以下記事をご参照ください。

関連記事:プレゼンテーションの話し方【納得感・満足度を上げる4ポイント】

「1スライド1プレゼント」を取り入れてプレゼンスキルを高めよう

プレゼン成功のイメージ
人は基本的に1つの物事にしか集中力を発揮できないものです。

食事をしながら人の話を聞いていても聞き逃すことがあれば、スマートフォンを見ながら歩いていると障害物にも気付けません。

プレゼン資料に関しても同様で、情報量が多すぎると聞き手は話の内容が理解できず、プレゼンターも伝えるべきポイントや、プレゼンにおける自身の現在地も見失ってしまいがちです。

そうならない為に、ぜひ今回紹介した「1スライド1プレゼント」をプレゼン資料作成のテクニックの1つとして抑えておきましょう。

以下の記事でもプレゼンスキルを高めるテクニックについて紹介しているため、合わせてお読み頂けますと幸いです。

関連記事:【すべらないプレゼンの秘訣】アレをトークに盛り込むことで理解度・満足度も1.5倍

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