コンサルティングの基礎

向き不向きはあるの?外資と日系コンサルの違いについて徹底解説

オフィスビル
コンサルティングは、多くの種類や分野に分かれており外資系コンサルティングファームでも日系コンサルティングファームでもおこなう業務は変わりません。

しかし、それぞれに特色があるため今回は、各コンサルティングファームの特徴やメリット・デメリットを紹介していきます。

「日経、外資、それぞれの特徴や違いについて知りたい」
「自分がどちらのコンサルティングファームに合っているかが気になる」

そんな疑問にお答えします。

外資は成果主義、日系は年功序列の傾向?

外資系コンサルティングファームと日系コンサルティングファームは、「成果主義」と「年功序列」であるという違いがあります。

外資系コンサルティングファームは、明確な評価基準を導入している場合が多く主に、生産性の高さを評価されます。そのため、常にどのように効率的に仕事を進めるかを考える必要があります。

日系コンサルティングファームは、年功序列制度を取り入れている会社が多く長期的な人材育成をおこなっています。人材育成のために、中途採用でも研修制度や月に1度の面談などサポートが手厚いです。

外資・日系コンサル一覧

代表的な外資系コンサルティングファームと日系コンサルティングファームの一覧を紹介します。

■外資系コンサルティングファーム
アクセンチュア
アーサー・ディ・リトル
A.T.カーニー
ベイン・アンド・カンパニー
PwCコンサルティング
ボストン コンサルティング グループ
コーポレイト ディレクション
ドリームインキュベータ
マッキンゼー・アンド・カンパニー
モニターデロイト
ローランド・ベルガー

■日系コンサルティングファーム
リブ・コンサルティング
イグニション・ポイント
リッジラインズ
ライズ・コンサルティング・グループ
ドルビックスコンサルティング
タナベ経営
船井総合研究所
日本能率協会コンサルティング
ジェムコ日本経営
NBCコンサルタンツ
ビジネスパートナーズ
テクノ経営総合研究所

外資系コンサルファームのメリット・デメリット

外資系 コンサル
コンサルティングファームによって違いはあると思いますが、外資系ファームは基本的に実力主義になります。また、評価基準も明確になっているため自分が上司にどのように見られているのか明確になります。

また、クライアントから評価される場合もあるので企業との接し方も重要になります。外資系ファームに就職するメリットとデメリットを紹介します。

外資系コンサルファームのメリット

外資系コンサルティングファームに就職するメリットは、3つあります。

・男女関係なく評価される。
・若くても裁量権がある
・給与が高い

外資系コンサルティングファームの特徴として明確な評価基準があります。そのため、男女の性別に関係なく仕事で成果を上げていけば年収や役職もつきます。

また、企業に対してコンサルをおこなう場合は、少数精鋭でおこなうことが多く若手でも重要なプレゼンテーションを任されたり一定の責任を追うことがあります。

若い時から責任感を持って仕事をすることができるので日系の企業よりも成長が早いです。また、給与水準も高く残業も多くあるため総じて高くなる傾向です。

外資系コンサルファームのデメリット

外資系コンサルティングファームに就職するデメリットは、3つあります。

・仕事量が多い
・成果を出せない場合は、昇進できない
・常に勉強が必要

コンサルタントの仕事は、正解のない問題に取り掛かることが多く若手に裁量権を与える外資系コンサルティングファームでは、仕事量が多くなり勤務時間が長くなる傾向にあります。

勤務時間は、マネージャーによって調整されることもありますが一定の成果を出すまで帰れないのが普通です。そのため、常に解決策について調べて人に聞いて考えていくことが重要になります。

これらができれば、スキルや技術が身に付き給与に反映されます。

日系コンサルファームのメリット・デメリット

日系 コンサル
日系のコンサルティングファームは、独立系のコンサルティングファームを除いて多くが大手企業のグループに所属しています。

案件によっては、意思決定を親会社がおこなうこともあります。また、グループ会社のSEやSlerと連係して業務をおこなうことができるので会社内で幅広い人と仕事をすることができます。

日系コンサルファームのメリット

日系コンサルティングファームに就職するメリットは、3つあります。

・他の部署と関りがある
・入社後の育成が充実
・業務スピードが緩やか

日系コンサルティングファームは、大手企業の一つの部署としてある場合が多く、他部署のSEやWebマーケティング部との関わりがあります。

そのため、将来他の部署に異動したいときで部署ごとの特色が分かっているので、配属時の希望は出しやすいです。

また、未経験者でも入社しやすく研修も豊富にあります。未経験者に対しては、1〜3年程度は上司と一緒に仕事をする機会が多く大きな裁量もありません。

業務内容も外資系コンサルティングファームと異なり緩やかに進行するので、自分のペースで仕事を進めることができます。

日系コンサルファームのデメリット

日系コンサルティングファームに就職するデメリットは、2つあります。

・成長が遅い
・年功序列のため実力があっても若手が役職に就けない

日系コンサルティングファームは、若手の時は上司と一緒に仕事をします。上司と仕事をするときは、上司の責任で業務をおこなうため責任を最終的に追うことがありません。

また、外資系コンサルティングファームと異なり年功序列のため、実力があれば仕事は振られますが役職に就くことが難しいのが現状です。

まとめ

外資系コンサルティングファームと日系コンサルティングファームの特徴からファームごとのメリット・デメリットを紹介しました。

コンサルティングファームの仕事は、企業の業務改善や新しい価値を提案する仕事になります。外資系も日系も仕事内容は変わりませんが、仕事のスタイルが異なります。

自分にあった仕事スタイルで就職したいコンサルティングファームを選択してくれればと思います。

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