コンサルティングの基礎

【これさえ知っていればなんとかなる】コンサル用語13選

コンサル会議 用語
コンサルタントとは、製品・サービスを売るのではなく相談相手のクライアントの課題を明らかにし、その解決策を提案することで解決の手伝いをする仕事です。

そんなコンサルタントが使う用語、コンサル用語は専門的な意味のものもあり他業界の方には難解な用語や独特の言い回しが多くあります。

「カタカナ言葉が飛び交って会話についていけない時がある」
「使われる頻度の多い業界用語はおさえておきたい」

そんなあなたは必見です。

コンサル業界での使用頻度が多い用語13選

コンサルタント業界でよく使われる「業界用語」や「専門用語」を13個ご紹介します。

SWOT分析

SWOT(スウォット)分析とは、目標達成のために自社の事業の状況などを、内部環境からの強み(Strength)と弱み(Weaknesses)、外部環境からの機会(Opportunities)と脅威(Threats)の4項目で整理して分析する方法です。

これを行うことによって、自社のおかれている現状を確認でき、方向性や改善策を見つけ出すことができます。

PEST分析

PEST(ペスト)分析とは、政治(Politics)、経済(Economy)、社会(Society)、技術(Technology)の4つの視点からマクロ環境(自社にとって間接的に影響のある外部環境)が、現在または将来どのような影響を与えるのか整理し、その影響度を評価するための手法です。

3C分析

3C分析とは、市場・顧客(Customer)、自社(Company)、競合(Competitor)の3つの頭文字をとったもので、客観的なマーケティング環境の情報を集めることに主眼を置いた分析方法です。主に事業計画や事業計画やマーケティング戦略を決定する際などに用いられます。

外部環境として「市場・顧客」や「競合」、内部環境として「自社」について分析することで、事業を成功させるための方向性が見えるようになります。また、外的要因を照らし合わせることで、自社の強みや弱みを確認でき、マーケティング戦略に活かすための知見を得ることも可能です。

FYI

FYI(エフワイアイ・フワイ)とは、「For Your Infomation」を略したもので、「ご参考までに」という意味です。仕事内容に直接関係ないか、特に重要とは言えないけれど役に立つと思われる情報を共有するときによく使用されます。

日常会話でスラングとして用いられることもありますが、通常、メールやチャットでよく用いられ、メールの場合、件名の頭または本文の末尾に「FYI」が使われます。この場合、「返事は必要ありません。」を意味します。

ASAP

ASAP(エーエスエーピー・アサップ・エイサップ)とは、「As Soon As Possible」を略したもので、「できるだけ早く」という意味です。

言葉の意味そのまま、期限は決まっていないができるだけ早くタスクをこなして欲しいときに使われ、日本語に言い換えると、「なるべく早く」の略語、「なる早」や「ちょっぱや」などが非常に近い意味になります。

ただ、そこまで丁寧な言い方ではないので、使う相手や状況はよく考えて使いましょう。

Fix

Fix(フィックス)とは、決定する、確定する、調整する、固定する、修正する、などの意味を持つ英単語で、日本語の外来語では主に、「確定する」、「固定する」、「修正する」という意味で使われます。

ビジネスシーンでは、会議で最終決定を出した時や、プロジェクトや仕事で方針を確定した時、スケジュールが確定した時などによく使われます。

Agree

「同意」を意味する用語で、反対語として「Not agree」も存在します。コンサル業界では日常的に使用されている言葉なので抑えておきましょう。

リスケ

「リスケジュール」を略した言葉で、「スケジュールの見直し」を意味します。最近ではコンサル業界に限らず、様々な業界で使われている傾向にあります。

Just idea

「思いつき」を意味する言葉です。会議で「ジャストアイディアなのですが、〇〇してみるのはいかがでしょうか?」といった形で使うことができます。何も意見が出ない場面で使いやすい用語と言えるでしょう。

Value

Value(バリュー)とは、直訳すると「価値」ですが、コンサル業界では「Value」単体で使われる場合「コンサルタントとしての自身の価値」のことを指すことが多いです。

各役職ごとにクライアントに対して果たすべき価値が異なるため、価値が出なければプロジェクトから外されたりする原因になったりすることがあります。そのため、コンサルタントの大事な価値観と密接に関係する重要な用語です。

コンサル業界では、他にも、「コーポレート・バリュー(企業価値)」、「コア・バリュー(企業の中核的な価値)」、「バリュー・チェーン(価値連鎖)」など様々な場面でこの言葉が使われます。

KT

KT(ケーティー)とは、「Knowledge Transfer」を略したもので、「知識の伝達」という直訳のままの意味です。プロジェクトに新規参画者がアサイン(任命)される場合などに使われます。

コンサル業界全体では、「KT」より「ナレトラ」、「スキトラ(Skill Transferの略)」の方が通じます。

MECE

MECE(ミーシー・ミッシー)とは、「Mutually(お互いに) Exclusive(重複せず), Collectively(全体に) Exhaustive(漏れがなく)」の頭文字をとった用語で、「漏れなく」、「ダブりなく」という意味です。

これは、ロジカルシンキングの基本となる考え方で、物事を順序ごとに考えて矛盾や重複が起きないように思考していきます。

Issue

Issue(イシュー)とは、論点、議題、課題、問題点、論争点、などの意味を持つ英単語で、「議論の対象とすべき課題や事柄」をこのように呼ぶ場合が多いです。

会議をする前にしっかりと「イシュー」を洗い出しておくことで、より意味のある会議ができ、議論が脱線してしまった場合も本筋に戻しやすくなります。

まとめ

コンサル 専門用語
今回は、コンサルタントがよく使う専門用語から13選を紹介しました。コンサルタントとして用語を使う際は、用語以外にも意味を理解しておく必要があります。他にも上司やクライアントと会話する時に知らない用語が出てきたら、その都度調べておきましょう。

所属する会社やプロジェクトによっては用語を使わない場合もあるので、意味を理解しておき、現場の雰囲気に合わせて上手く使うようにしてみてください。

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