戦略コンサルタントとは？具体的な仕事内容から年収、必要なスキルまで徹底解説

今回は戦略コンサルタントについて徹底解説します。コンサルタントの花形とされる戦略コンサルですが、具体的な実態を知らない方も多いのではないでしょうか。

「戦略コンサルタントの具体的な仕事内容について知りたい」
「戦略コンサルタントに求められるスキルについて知りたい」
「戦略コンサルタントへの転職を考えている」

仕事内容や年収、求められるスキルについてもお伝えしますので、上記に該当する方はぜひ最後まで読んでみてください。

戦略コンサルタントとは？

戦略コンサルタントとは企業の経営層に対して新規事業立ち上げや事業計画に関する相談を受け、利益拡大のための提案を行う仕事です。

・新規事業立ち上げ
・既存事業の成長戦略
・企業全体の経営方針
・会計、財務戦略
・人事、組織改革

上記のように、戦略コンサルの範囲は多岐にわたります。ヒアリングを通してクライアント企業の問題を把握し、解決のための最善策を提案・実行することが戦略コンサルの役割です。

クライアント企業と議論を積み重ね、「仮説立て⇒検証⇒提案」を繰り返し、問題解決に貢献できる人間が価値の高い戦略コンサルタントとなります。

●アクセンチュア
●デロイトトーマツコンサルティング
●PwCコンサルティング
●アビームコンサルティング
他多数

戦略系案件に特化しているファームはグローバル展開している企業が多く、優秀な人材も豊富です。

スキルや経験によって年収の幅は大きい職種ですが、コンサルティングファームの中でも高い給与水準です。

・入社5年目で年収1,000万円を超えるメンバー多数
・リーダークラスになると年収2,000万以上
・パートナークラスでは億を超える場合も

一定以上の規模のファームであれば、上記のようなケースも珍しくありません。ただし、高額な給与水準である分、責任も大きく、求められるバリューも大きいです。

戦略コンサルタントとして活躍するのであれば、場合によってはハードワークせざるを得ない状況も生まれます。

戦略コンサルタントとして活躍する人材がどのようなキャリアを積み上げているのか、気になる方も多いと思います。

具体的には、前職において以下のようなキャリアを持つ人材が多いです。

・事業会社にて経営企画、事業企画等の企画職経験者
・投資銀行や監査法人等、アドバイザリー経験者
・コンサルティングファームでの就業経験者

戦略コンサルは経営層と接点を持つ職種であるため、社会人経験も重視します。そのため、新卒よりも一定の社会人経験を有する既卒の方が採用されやすいと言えるでしょう。

戦略系コンサルティングファームの選考フローとしては書類・面接以外に適性検査やケース面接を実施する場合が多く、事前の対策も大切です。

戦略コンサルタントのキャリアプランは主に以下が挙げられます。

・所属するファーム内での昇進を目指す
・別のファームへ転職する
・事業会社へ転職する
・独立、起業する

コンサルティングファームは「Up or Out（昇進するか去るか）」という言葉があるように、シビアな社風である場合が多いです。

そのため、一度戦略コンサルタントになる以上は昇進を目指すにしても転職するにしても独立するにしても、常に結果を出し続ける覚悟を持って行動するべきと言えます。

肝心なのは自分のキャリアで戦略コンサルをどのように位置付けるかということです。戦略系ファームで一定以上の実績を積み上げることができればキャリアの選択肢は広いため、心から納得できるキャリア設計を考えてみましょう。

戦略コンサルタントはクライアントの課題・問題点を的確に見抜き、最善の解決策の提案が求められます。

それを実行するために必要なスキルとして、以下のようなものが挙げられます。

・問題解決能力(論理的思考力/情報収集・分析能力等)
・プレゼン能力(クライアントに納得してもらう、意図を正しく伝える)
・マネジメント能力(プロジェクトを期限内に完遂する)

戦略コンサルの範囲は広く、専門性も様々であるため求められる要件も多岐にわたりますが、何より重要なスキルは「考える力」です。

仮説を立てる、情報収集・分析、プレゼン、マネジメントも「考える力」が土台となります。そのうえで一通りの専門知識や資料作成時のofficeスキル等を兼ね備えることが望ましいです。

今回は戦略コンサルタントについて解説しました。コンサルタントの花形であると同時に、求められるスキルレベルも高いため給与水準の高いファームが多いです。

職種そのものの価値が高いため、コンサルタントは常に知見やスキルのインプット・アウトプットを繰り返し、より高みを目指し続ける姿勢が求められます。