仕事術・マインドセット

プレゼンテーションの話し方【納得感・満足度を上げる4ポイント】

プレゼンするビジネスマン
今回はプレゼンテーションの話し方について、聞き手の納得感・満足度を高めるための秘訣について3点ご紹介します。

仕事におけるプレゼンテーションのクオリティは、社内での評価に大きく影響する要素です。企画に関連する業務を担当するビジネスマンであれば、プレゼンテーションを成功させる、聞き手の満足度を高めるスキルは必要不可欠と言えるでしょう。

逆に、納得感に欠ける、聞き手の満足度が低いプレゼンテーションが続いてしまうと、クライアントや上司、プロジェクトメンバーの信頼を得られず、重要な仕事を任せてもらうこともできなくなります。

「プレゼンテーションを成功させる話し方が知りたい」
「自分の提案を相手へ正確に伝えることができるようになりたい」
「自分の提案に賛同してもらい、気持ちよく仕事を進めたい」

プレゼンテーションで高評価を得られる話し方を身につけることができれば、提案も承認を得られやすくなり、仕事における人間関係も良い方向に進むようになるでしょう。

プレゼンする機会が多いコンサルタントや企画職の方、もしくはそれらへの転職を検討している方はぜひ最後まで読んでみてください。

プレゼンテーションを成功させる話し方

プレゼンを成功させる
プレゼンに成功する人と、失敗する人には違いがあります。成功する人は、内容を一つひとつまとめて、正確に伝える話し方ができる人です。最初から話し方が上手な人はいません。まずは、失敗する話し方と成功する話し方の特徴を知ることから始めましょう。

1. 結論から先に伝える

まず、プレゼンテーションにおいては「結論から先に伝える」ことが基本的な話し方となります。プレゼンを通して「何をどのような理由で実行するのかが明確に伝わる」ということが重要です。

そのため、

・前置きが長い
・話が長い
・結論が見えてこない
・言い方や表現が回りくどい

上記のような話し方のプレゼンの場合、聞き手としては「(結局のところ)何が言いたいのかが分からない」という心境に陥ってしまいます。

プレゼン内容を伝える順番としては、以下の順番で話を進めるようにしてみましょう。

1.結論(何をやるのか)
2.理由(何故やるのか)
3.具体例(具体的にどうやるのか)

施策提案と理由は必ずセットで伝えるようにすることで、聞き手の納得感を高めることができます。また、プレゼンのトークが一息ついたタイミングで、質疑応答を設けて利き手側の理解が追いついているかを確認する気遣いも効果的です。

2.可能な限りシンプルな表現に落とし込む

プレゼンテーションでは、難しい用語や言い回しを避けて、可能な限りシンプルな表現を心がけましょう。出席者によっては、知識に差がある等の理由で同じ言葉でも理解度に差が生じてしまう可能性があるためです。

具体的には、以下のような点を意識してみてください。

1.専門用語は極力使わず、必要に応じて簡単に解説する
2.複雑な表現になってしまう場合は例え話でイメージしやすくさせる
3.数値化できる要素は数値化して伝える

聞き手がプレゼンテーションを聞いて「簡単にイメージできる」ような話し方が理想となります。そのため、複雑な表現や曖昧な表現に関しては「誰でも分かる例え話」、「数字を使う」等が効果的な伝え方です。

3.ゆっくりと聞き取りやすいテンポで話す

プレゼンテーションで緊張し、早口になってしまう方が多いです。話し手が早口になってしまうと、聞き手側も内容の理解が追いつかなかったり、話し手に対して自信がないような印象を抱いてしまう可能性があります。

そのため、プレゼンテーションでは「ゆっくりと、聞き取りやすいテンポで話す」ことで、聞き手も内容が理解しやすくなり、話し手に対して安心を抱くようになるでしょう。聞き取れることを大前提として、プレゼンの内容に対しての自信を伝えられるように意識してみてください。

プレゼンテーションに慣れないうちは緊張してしまうものですが、その中でも「ゆっくり聞き取りやすいように」意識するだけでも、聞き手の印象は大きく異なります。

4.聞き手と定期的にアイコンタクトを取る

話し手が一方的なペースで進める独りよがりなプレゼンテーションは、内容の理解が追いつかず、聞き手の満足度も低くなります。「聞き手が理解できているか」を把握するためにも、周囲の状況は定期的に観察しましょう。

資料に目線が集中してしまうと、会議全体の雰囲気や参加者の温度感も把握できなくなります。そのため、定期的に聞き手とアイコンタクトを取り、内容を理解しているかを確認することが大切です。

プレゼンテーションが上手い人は、会議全体の雰囲気を意識しつつ、必要に応じて話し方やリズム等にも変化をつけることができます。堂々とした姿勢で、聞き手とも定期的に目線を合わせるようにしましょう。

5.資料を棒読みせず、臨機応変に構えてプレゼンに臨む

基本的にプレゼンテーションは資料に沿って話を進めますが、本番では何が起こるか分からないものです。そのため、資料を棒読みするだけではなく、常に臨機応変に構える必要があります。

そのためには、資料の内容をそのまま覚えるのではなく、要点を抑えたうえで聞き手が抱く疑問等も予想しながらプレゼンを進めるようにしましょう。また、資料をそのまま読み上げる話し方の場合、プレゼンの参加者とも目線を合わせることができないため注意が必要です。

資料の構成を把握しておくことはもちろん、そのうえで参加者の温度感も把握しながら提案内容を明確に伝えられるように意識してみましょう。想定される聞き手側の疑問も事前に整理しておく等の準備も、プレゼンを成功させるためには大切です。

まとめ

プレゼンのイメージ
今回の記事では、プレゼンテーションを成功させるための話し方について5ポイント紹介しました。

・結論から先に伝える
・シンプルな表現を多用してイメージさせやすくする
・ゆっくり、聞き取りやすいテンポで話す
・聞き手ともアイコンタクトを取りながら話す
・資料は要点をしっかり抑えて臨機応変に話す

プレゼンテーションを成功させる話し方は、仕事の会議に限らず転職活動の面接での自己アピール等でも役立ちます。参考にして頂ければ幸いです。

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