今回はプレゼンの理解度・満足度を1.5倍高めるテクニックについて紹介致します。プレゼンは緊張感も含め、気持ちよく話切ることは簡単ではありません。
「プレゼンのトークが淡々としてしまう」
「トークの理解度・満足度を今よりも高めたい」
「面白いと評価されるトークスキルを身に付けたい」
好評を得られるように、参加者の心をがっちり掴めるようなトークスキルを身に付けたいところです。
そこで今回お伝えするテクニックを抑えることによって、以下の事項を実現することができるようになります。
・伝えたい内容は同じでもプレゼン参加者の満足度を高めることができる
・ユニークなトークによって会議全体の雰囲気が明るくなる
・参加者にとって難しい専門的な話も内容もイメージしやすくなる
プレゼンですべらない話し手は、今回のテクニックをトークで活用しているケースが多いため、評価も得やすいです。
また、このテクニックはプレゼンに限らず日常生活においても聞き手に「話が面白い」と思ってもらえるようになる、応用性の高い内容となっています。
「トーク力に自信がない」
「ユニークな会話ができるようになりたい」
「面白い人間だと思われたい」
上記に該当する方はぜひ最後まで読んでみてください。
【結論】例え話を盛り込むだけで、理解度も満足度も1.5倍になる
すべらないプレゼンのテクニックの1つ、それは「例え話を盛り込む」ということです。
聞き手が理解できる例え話をトークに盛り込むことによって、専門用語を用いた難しい内容もイメージしやすくなります。
また、活用する例え話が誰にでも理解できる且つユニークな内容であればあるほど、高評価を得ることができるでしょう。
ただし、何に関しても例え話を活用するわけではありません。聞き手が全員理解できる話に例え話を使っても意味は無く、無駄な時間となってしまうためです。
そのため、例え話を活用するタイミングや具体的な使い方に関してもしっかり抑えておきましょう。
専門的な話や内容が複雑な場合は、例え話が有効なタイミング
・専門的な内容で聞き手側の理解に時間を要する
・結論と理由の話の複雑性が高い
・話を終えたタイミングで聞き手側が腑に落ちていない
上記のような瞬間は、例え話を盛り込むチャンスです。
専門用語が多い内容は聞き手側もイメージができなくなる場合があるため、誰にでも理解できる単語を用いた例え話を用いてイメージできるようにフォローしましょう。
「要するに、~」「飲食店で例えるならば、~」等、切り出し方は活用するタイミングや内容に合わせて違和感が生じないように意識してください。
実際に活用できる例え話の具体例
聞き手が理解できるように例え話を用いたはずが、肝心の例え話そのものも専門的な単語が必要になってしまうと逆効果です。
・専門的な分野は外し、誰でも知っている
・イメージが簡単で共感も得やすい
・面白いと思えるユニークな内容
上記3点を抑えた例え話は聞き手の心を掴み、プレゼンの満足度もグッと高めることができます。
そのうえで、実際に活用できる具体例を3点見てみましょう。
飲食店に例える
飲食店は大多数の人が実際に利用するサービスであるため、イメージも簡単です。プレゼン・問題提起の際に現状起きている問題を飲食店に例えて、
・和食の看板のお店だが、商品がパンだけ
・居酒屋のお通しに見当違いな品を選んでいる
等々、何が起きているのかすぐにイメージできることを意識しましょう。
恋愛に例える
特にマーケティングは恋愛で例えやすい分野であるため、現場の雰囲気も踏まえつつ活用できる場面があります。
・好きな人(ターゲット)が何を求めているか?
・好きな人(ターゲット)の気持ちを理解できているか?
マーケティングにおけるターゲットを「好きな人」に当てはめると、イメージもしやすくユニークなトークを展開できるでしょう。
ゲームに例える
ゲームは経験者も多いため、聞き手に刺さる可能性があります。
・低レベルでの攻略を強いられている(リソース、予算不足)
・ヒロインと思っていたら攻略不可能だった(ターゲットの妥当性)
そのシーンを具体的にイメージできて、且つシュールな内容であれば聞き手側の心をくすぐることが可能です。
ただし、ゲームをやったことのない人もいるため、聞き手側の情報も事前に把握し、使えそうな場面・タイミングをしっかり見極めましょう。
プレゼンで例え話を用いる際の注意点
例え話を上手く活用することでプレゼンにおけるトークの質を高めることができますが、活用する際の注意点に関しても改めて確認してみましょう。
面白さを追求し過ぎない
例え話を活用する目的として肝心なのは、「誰でも簡単にイメージできる」ことです。
そのため、「(ウケ狙いで)面白さを追求し過ぎない」ように心掛けましょう。
・具体的な単語を使う(お店の名前やゲームのタイトル)
・マニアックな状況を使う(複雑な恋愛事情)
プレゼン本題の内容をわかりやすくイメージできるようにするための例え話であるため、聞き手側の受け取り方次第では面白さ重視は危険なギャンブルとなります。
聞き手側の特性次第では例え話を活用しない選択もOK
要するに、「空気を読む」ということです。
・参加者が恋愛の関心が0
・誰もゲームをしたことが無い
・冗談が通じる雰囲気では無い
プレゼンの現場では様々な状況が想定できるため、必ず空気を読んだうえで例え話を活用しましょう。
場合によっては例え話を使わないという選択も吉となります。
経験を重ねることで、その場で的確な例え話を使うことができる
聞き手の事前情報を全く把握していない状況での例え話は諸刃の剣になるため、注意が必要です。
しかし、例え話を使った際のリアクションを見ていくことで、ベストな表現も徐々に感覚で掴むことができるようになります。
まずは、日常生活でのコミュニケーションにおいても例え話を使って反応を見てみることから始めてみましょう。
日常生活で聞き手の心をくすぐる例え話のポイントを掴んでから、ビジネスのトークで試してみるという方法も効果的です。