今回はコンサル未経験の方がポテンシャル採用で内定を勝ち獲るための秘訣についてです。
「コンサル未経験で内定を貰いやすくなるコツが知りたい」
「ポテンシャル採用とは具体的に何が問われているのかを知りたい」
「面接官に気に入られるためのポイントは何だろう?」
「第2新卒でコンサル業界に転職するのは難しい?」
上記のような疑問にお答えできればと思います。
【前提】ポテンシャル採用には大きく2種類存在する
ポテンシャル採用は基本的に未経験者を長期的な戦力とする前提で迎え入れる採用枠です。
ただし、ポテンシャル採用には大きく2パターンの採用枠が設けられています。
・条件付きポテンシャル採用
上記2点についてまずは把握しましょう。
完全ポテンシャル採用
完全ポテンシャル採用の枠は、経歴(前職)不問、社会人歴(年齢)+学歴で書類選考を通過するパターンが該当します。
採用側にとっては応募者も多く能力も未知数であるため、適性試験等によるボーダーラインが少し高めに設定されている場合が多いです。
また、面接時においては人間力、コミュニケーション能力、論理的思考能力の有無について厳しく見極めます。
誰でも歓迎とは言い難いですが、業界未経験から異業種へのキャリアチェンジを実現する王道な手段と言えます。
条件付きポテンシャル採用
条件付きポテンシャル採用は、職歴(専門性)に関する必須要件が求められる採用枠です。
・20代×簿記2級以上を保有
・20代×エンジニア経験3年以上
・20代×●●業界3年以上
上記のような要件が挙げられます。
条件付きポテンシャル採用は完全ポテンシャル採用と比較して即戦力性も重視しているため、適性試験のラインも異なるケースが多いです。
応募者にとってはこれまで培った経験を活かすことができるため、完全ポテンシャル採用よりも内定を獲得しやすいと言えるでしょう。
コンサルのポテンシャル採用で選考を突破する秘訣
ポテンシャル採用において選考を突破するためには、完全ポテンシャル採用・条件付きポテンシャル採用を問わず面接で「この人と一緒に働きたい」と思ってもらえるかどうかが重要です。
そのためには、
・自分という人間の経歴や魅力を正しく伝える
・応募先の企業を正しく理解する
・志望理由に納得感を持たせる
主に上記の3点を抑えて選考に臨む必要があります。
自分という人間の経歴や魅力を正しく伝える
的確なアピールで面接官に好印象を抱かせるためには、面接時の受け答えが大切です。
ここでは面接において常に意識するべきポイントを紹介します。
結論からシンプルに伝える
1つの質問に対して、自分をアピールしようと聞いてもいないことまで伝えるのはNGです。
面接官が質問の回答としてどこまで聞きたいのか、相手の表情も観察しながらセーブするようにしてみましょう。
結論には根拠と具体的なエピソードも合わせて伝える
結論に対する根拠と具体的なエピソードが伝わることで、あなたのアピールに納得感を持たせることができます。
「結論を伝える」→「結論の根拠・理由を伝える」→「具体的なエピソードを伝える」という順番で伝えましょう。この順序を間違えないように注意が必要です。
また、このように話が整理されていることで面接官としても話を理解しやすく、コミュニケーション能力の面においても一定の好評が得られます。
応募先の企業を正しく理解する
ポテンシャル採用と言えども、応募先の企業のリサーチを徹底しましょう。
リサーチが甘ければ、志望理由に関しても面接官はすぐに志望理由のメッキをはがしにかかります。しっかり調べて深掘りされても矛盾なく回答できるかが大切です。
そのうえで、応募先の企業を理解するための具体的な方法をお伝えします。
会社のコーポレートサイトは必ず目を通す
コンサルファームのコーポレートサイトは情報が豊富で、面接対策の一環として必ず目を通すようにしてください。
どのような事業を手掛けているか、どのような方針・理念を掲げているか、丸暗記はせずとも、要点はしっかり記憶しましょう。
また、採用情報に関するページにおいてもどのような人物と働きたいのか等、面接のヒントを見つけることも可能です。
会社のSNSがある場合はフォローしてチェックする
現在はSNSで情報発信する企業も増えており、場合によってはコーポレートサイト以上にその会社の雰囲気等を掴むこともできます。
「そんなことまで調べてくれているの!?」と、面接官を驚かせるようなレベルのリサーチで選考に備えましょう。
転職理由に納得感を持たせる
転職理由に納得感が無ければ、「考えが浅はかでは?」「すぐに辞めてしまうのでは?」と面接官に疑念を持たれてしまいます。
転職理由の本音としては、「人間関係が嫌だった」「労働環境が厳しかった」等が多いため、マイナスに捉えられてしまう場合が多いです。
その中でも、極力マイナスな印象を与えないために、「そういうことなら致し方ないね」と共感してもらえるような内容で用意しましょう。
未経験からでも挑戦したいと思えるストーリー
なぜポテンシャル採用で異業種に挑戦しよう思えたのか、1本の筋が通ったストーリーが用意できると納得感を持たせやすくなります。
ありのままに起きたこと、感じたことを整理して1つのストーリーにまとめて、感動も与えられるようなストーリーを考えてみるのも効果的です。
成功体験を元にさらなる挑戦を
「現職で一定の成果・スキルを得たため、さらにレベルアップしたい」という旨を伝えることも、向上心や主体性・行動力がある印象を抱かせることができます。
ただし、レベルアップする為に自分が新しく挑戦したいことが「現職では実現不可能な理由」もセットで伝えましょう。突っ込みどころになる可能性があるので注意が必要です。
応募先の企業を正しく理解し、自分という人間を正しく伝えることで道は開ける
ポテンシャル採用は基本的に長期的な戦力として求められている分、直近の実績よりも応募者自身の人柄や主体性、行動力等を重視している傾向にあります。
また、面接は相手によってどのような流れで話が進むのかも異なるため、「(自分の伝えたいことを)丸暗記してそのまま伝える」といった方法はぎこちなさも生じるためNGです。
相手ありきの面接であるため、あくまで「(自分の伝えたいことの)要点をしっかり抑える」ように意識して臨み、内定を獲得しましょう。