今回はビジネスを効率的に回す為の必須スキルの1つについてです。
「仕事で売上に貢献できるようになりたい」
「プロジェクトの売上を着実に伸ばしたい」
「仕事の効率を最大限に高めたい」
「ビジネスマンとして自分の能力を高めたい」
ビジネスマンであれば誰もがこう思うのではないでしょうか。実際のところ、ビジネスを成功させるためには、やみくもに手を動かし続けるだけではうまくいかないものです。
「仕事で思うように成果を上げることができない…」
「何をするのが最善なのかがわからない…」
「焦って時間だけが過ぎて、成長を実感できない…」
そうならないためにも、是非今回の必須スキルをマスターしましょう。
・1日単位での仕事が効率化される
・マーケティング施策の正確性が増す
・組織全体としての仕事も効率化される
・問題解決能力を磨くことができる
上記のような効果を得ることができるため、仕事を充実させたい方、自己成長を図りたい方は必見です。
自己成長率をモリモリ高めるPDCAサイクル
仕事も含め、自己成長率を圧倒的に高めるためには「PDCAサイクル」がおすすめです。
PDCAサイクルとは、
P(Plan)
D(Do)
C(Check)
A(Act)
のサイクルで、「計画を立てて実行し、実行内容を評価し改善を図る」ことの繰り返しを意味します。
業務効率を高めるためであったり、マーケティング施策で成果を上げるためであったり、様々な場面で活用される代表的なフレームワークの1つです。
上記をもっと分かりやすく伝えると、「現状分析⇒仮説定義⇒検証」の3ステップを繰り返して直面する問題の解決を図ります。
STEP1.現状分析
まず、現状を把握・分析することがPDCAサイクルを始める第一歩です。
・目標の数字と実際の数字の比較
・どの要素が目標達成を阻害しているか?
・どこで問題が起きているのか?
物事には必ず結果と原因が存在するため、「問題が起きている(目標未達)」という結果に対する「どこで問題が発生したのか?」という原因を把握しましょう。
現状分析でおさらいした内容が次の仮説定義の前提条件となるため、正確に把握することが大切です。
STEP2.仮説定義
現状分析が完了次第、「どのようにすれば、挙げた問題を解決することができるか?」という仮説を考えてみましょう。
例えばWEBサイトの売上において目標未達の場合、
・クリック率
・成約率
上記3点のいずれかが目標数値に届いていない可能性があります。アクセス数が足りなければ集客数を増やすための改善策が、クリック率や成約率が足りなければLPや商品購入ページの改善策が必要です。
前述の現状分析でクリック率に問題があったとされる場合は、改善するために
・クリックするためのボタンサイズや色を調整する
・ボタン上部のテキストで購入意欲を高めるテキストを追加する
・熟読率の低いコンテンツをカットする
等々、様々な仮説を考えることができます。
考えられる仮説の中から最も確実性が高いと考えられるものを選び、次のステップで検証してみましょう。
仮説の根拠が客観的にも妥当性があるかどうかもポイントです。
STEP3.検証
定義した仮説が正しいかどうか、実際に検証して確かめます。つまり、精査した中で確実性の高い仮説を実際の施策として実行するということです。
仮説が正しければ問題は解決され、目標達成にグッと近づくことができるでしょう。逆に仮説が外れていた場合は、改めて現状を分析し、次の仮説を定義・検証します。
この繰り返しによって最善の施策を導き出し、ビジネスを成功へ導き出しましょう。
【要チェック】仮説が間違っていた場合、現状分析からやり直す
「仮説Aが外れていれば仮説Bを検証、それも外れたら仮説Cを検証、、、」
と、スピーディに検証したいところですが、一度立てた仮説が外れた場合は必ず現状分析からサイクルを改めてスタートすることが大切です。
その理由として例のWEBサイトにおける仮説検証の場合、成約率に数値的な問題があったとしても、
・流入したユーザーと商品、サービスの親和性が無い(狙っているターゲットではない)
こうしたパターンが考えられる為です。
前者の場合はLP改善によって目標達成が見込めますが、後者の場合はどれだけLPを改善して検証しても目標は達成できません。
そのため、仮説が外れた場合は前提条件となる現状分析の内容が本当に正しいのかどうかを改めて考える必要があります。
PDCAサイクルは現状分析及び問題の把握も抜かりなく、全て繰り返して回しましょう。
PDCAサイクルはビジネスに限らず自分自身を成長させるサイクル
PDCAサイクルはビジネスで成果を上げるだけでなく、自分そのものを成長させるフレームワークとも言えます。何故なら、PDCAサイクルはあらゆる事項に当てはめることができるためです。
勉強やスポーツの上達、人間関係等も含め、全てはテストです。成果が上がればその調子で、成果が上がらなければ現状を分析し、状況を打開する方法を考えて実行しましょう。
PDCAサイクルを身に付けることによって、何より自分自身の問題解決能力を底上げが可能です。
仕事ももちろんですが、人生において「現状に不満がある」「やりたいこと・達成したいことがある」という場合は、さっそく現状分析を行い、具体的に何が問題なのかを明確にする段階から改めて始めてみてはいかがでしょう。