転職ノウハウ

コンサルから転職しやすい業界・企業について徹底解説!失敗しない為のコツも伝授

転職した男性
今回はコンサル業界から転職しやすい業界や、未経験からコンサルタントへ転職しやすい人材の特徴等についてです。

コンサルタントは数々のフレームワークを活用しながら、事象を整理し分析も行うこの職種はスキルだけではなく、メンタルも磨かれていきます。そんな、即戦力となりうる人材を欲しがる業界や企業はどこなのでしょうか。

「コンサル会社から転職しやすい分野について知りたい」
「コンサルタントの知見を深めたい」

そんな方は必見です。

コンサルから転職しやすい主な分野は?

転職してステップアップ
コンサルタントから転職しやすい業界は多数あります。しかし、自分の強みを理解した上で転職を決めないと十分な価値を発揮できないことがあります。

コンサルからの転職しやすい業界は主に以下の5つがございます。

・事業会社
・別のコンサルファーム
・PEファンド
・ベンチャー企業
・外資系企業

ここでは、コンサルから転職をする際に共通してバリューを発揮できる業界・企業をご紹介します。

事業会社

コンサルタントから事業会社への転職は自分が高めた能力を活かせる場として多くのコンサルタントが転職先と選んでいます。

コンサルタントでは密度の濃い1年をおくるため、事業会社での3年分の経験と比喩されることがあるほど経験豊富と評価されやすいです。

事業会社に転職した後は、転職時のポジションによって意思決定と人材育成という業務が加わる場合もあります。

これまでの業務経験を活かしつつ、ビジネスマンとしてさらなるレベルアップを経験することができるでしょう。

コンサルtoコンサル(別のコンサルティングファーム)

コンサルからの転職先として別のコンサルファームへの転職も人気となっています。

これには、急速なDX化やコロナによる企業の変革思考が相まってコンサル企業への相談急増も影響しています。

そのため、各コンサルファームは未経験者の採用も行いますが、即戦力を求める傾向が加速し、プロフェッショナルな人材にはより良い条件で採用をしているという背景があります。

同じ業界と言えども、別のコンサルティングファームに参画することで違った視点でビジネスを捉える等、さらなる飛躍のきっかけを掴むことも可能です。

PEファンド

コンサルタントが次なる活躍の場としてPEファンドを選択することは少なくありません。

PEファンドは機関投資家から集めた資金を用いて、企業(主に非上場会社)へ投資を行う企業です。

資金援助を行うだけでなく、経営支援を通して企業価値を高めるため、株主という立場から投資先の経営戦略の立案・実行までを支援するので自分の実力を試せる職業でもあります。

その分、中途採用ではより高いスキルが求められ、ポジションも少ない狭き門となっているのも現実です。

コンサル業界での経験は、その狭き門を突破するためには有効なキャリアと言えます。

ベンチャー企業

上場を考えているようなベンチャー企業への転職もコンサルタントが活躍しやすい分野の一つです。

得に昨今ではDX化の流れが加速しており、今まで定石としていたことがテクノロジーを活用する事で新しいサービスへと生まれ変わっています。

ベンチャー企業は新卒を採用し、時間をかけて育成するといった余裕がないため即戦力を求めている場合が多いです。

また、マルチタスクで働ける人材で、ハードワークにも耐えられる人材を常に探していますのでコンサル出身の方も適応しやすいでしょう。

戦略立案から実行までを一貫して自分で行える環境が整っていますが、営業や事務作業といった雑務も自分で行う可能性があるため、セルフマネジメントが大切です。

外資系企業

外資系企業は日本企業に多い年功序列もなく、ハードワークを経験しているコンサル経験者は環境が変わっても適用しやすい領域と言えます。

外資系企業はシビアな世界であるため、必要な要素を積極的に吸収し、主体的にビジネスに取り組む人材が求められます。

コンサルからの転職で実現できる花形パターン

キャリアアップイメージ
コンサルタントから転職をした後、活躍している人はどのようなキャリアを送っているのでしょうか。

様々なキャリアのパターンがありますが、共通して起こる4つの事象をご紹介します。

ランク・年収アップ

転職をする際には、自分が持っているスキルを必要とする会社が存在します。その背景には様々な要因がありますが、高いポジションを用意して募集を行う企業がほとんどです。

責任が伴いますが、収入も比較的高いので転職した時点での収入UPも見込めます。さらに、実績を出すことで役職が上がるということもあります。

具体的には、転職時には新規事業のプロジェクトリーダーとして参画し、PJが成功した後に本部長や執行役員になるといった流れとなります。

スペシャリスト型に転向

転職した業界や企業にもよりますが、専門性を保持して転職を行うと、その専門性をさらに磨くことが可能となり、最終的にはスペシャリストになる道を選択されるかたもいます。

コンサル時代では、分析から打ち手の立案までは行いますが、実際に組織を組成して、メンバーのケアを行いながらPJを推進するといった経験は出来ない環境が多いです。

ワークライフバランス改善

コンサルタント時代では常に高いレベルでの成果が求められることや、複数のプロジェクトを担当することでハードワークとなります。

これは能力が一定以上向上すると解消されるという訳ではなく、スキル向上とともに求められる仕事の範囲も広くなるため、ハードワークが続いていきます。

20代や30代前半は体力もありこのような働き方にも耐えられますが、ライフステージの変化により、ハードワークを継続することが困難になるケースがあります。

転職先にもよりますが、残業時間の管理を徹底している事業会社も多いため、ライフワークバランスの改善は見込めるようです。

領域転換

コンサルタントとして担当している領域があり、自分の領域に関する知見を豊富に所有している方も多くいらっしゃいます。

転職を考える際には自分の強みとして、得意領域で転職を考える方が多いのですが、専門領域を広げるという選択も1つの道です。

別の職種や領域に転向してもコンサルタントとして培った思考力を活かし、キャリアの幅を広げることが可能となります。

未経験でコンサルに転職して失敗する人の特徴

高い給与水準やハイレベルなビジネスキャリアを求めて未経験からコンサルタントに転職しても、環境に適応できず転職を後悔してしまうパターンも非常に多いです。

コンサルに転職して失敗してしまう人は、以下のようなケースに該当する場合が多いため、参考にしてみてください。

リサーチ不足

・ハードワークが想像以上に辛い
・自分のペースで仕事ができない
・イメージと実際の業務のギャップが大きい

コンサルタントに転職できても、リサーチ不足・準備不足によってキャリアを無駄にしてしまう可能性があります。

業界や転職先のファームについてのリサーチに限らず、自分自身がハードワークに耐えられるのか等も含めて入念に検討・準備をすることで失敗を防ぐことが可能です。

能力以上のポジションを任されてしまう

コンサルタントは自分の能力以上の業務を任されることも珍しくありません。初めにアサインされるプロジェクトで求められるスキルと入社時の実力の乖離が大きいと、より悲惨です。

そのため、選考時に自分の実績やキャリアを過剰にアピールしてしまうと、実際には明らかに無理のある仕事を最初から任されて挫折してしまう可能性があります。

現時点の自分にできる範囲で仕事を進めたい、という思考の方は未経験からコンサルに転職するには厳しいと言えるでしょう。

コンサルへの志望動機や目指すキャリアが漠然としている

未経験からコンサルタントに転職し、その後も活躍するキャリアは険しい道程です。そのため、コンサル未経験の場合は転職にあたり、確固たる志望動機や実現したいキャリア等が選考等でも重視されます。

志望動機やキャリアが漠然としている方は、自身が本当にコンサルタントになりたいのか、厳しいハードワークに耐えられるのかも検討しつつ、志望動機やキャリアについても明確化してみてはいかがでしょうか。

関連記事:コンサル転職で後悔してしまう人の特徴と失敗しないための対策

未経験からコンサルに転職しても適応しやすい人材は?

ポテンシャル採用
最後に、コンサルタントにあこがれて転職をした人はどのような適性を保持しているのか、どんな人材が転職後に適応しやすいかをご紹介します。

ベンチャー企業での就業経験を有している

ベンチャー企業は1人あたりの裁量が大きく、仕事をこなすうえでビジネス上必須の知見等が自然と身に付きやすいです。

また、自ら考えて行動して仕事に取り組んできた経験は、コンサルタントに転職してもそのまま活かすことができる貴重な武器になります

ハードワーク耐性が高い

コンサルと言えばハードワークが常識となっています。もちろん、バランスを保ちながら働いている方もいらっしゃいますし、効率のいい仕事をしている方もいます。

ただし、プロジェクトによっては大変厳しい状況に置かれる可能性も否定できません。

ハードワークせざるを得ない立場に置かれても慌てず冷静に行動できる人材はコンサル業界でも重宝されます

特定の業界・分野の専門知識を有している

特定の業界や分野の専門知識を有していることもコンサルタントに適しています。

例えば、法律の分野もコンサルティングファームが存在するように、特定の知識・業界に特化したコンサルティングファームも存在します。

自身が保有している専門知識をそのまま活かすことができるコンサルティングファームであれば、選考通過率も高いです。

まとめ

コンサルから転職をする際には、事業会社での企画職や、PEファンド、ベンチャー企業など様々な業界で活躍できます。

さらに、転職を通じて、ライフワークバランスの改善や裁量の大きな仕事を経験でき、収入増加も見込めます。

コンサルティングファームで培った思考力と働き方を武器に転職した会社での活躍が期待できます。

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